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Tidak apa apa(大丈夫)!

7月最後の日、ホームシックから気持ちを切り替えて明日8月からはシャキッとしようと思いますが・・・郷ノ浦中学校の生徒さんから頂いたお手紙を読み返してはジーンとしたりしています。勝元の朝市で買ったアオサ入りのお吸物の美味しさにもジーンとしています。

7月4日のことですが、郷ノ浦中学校で講話をさせて頂く機会を頂きました。他、地域でご活躍されている方々に混じって、壱岐出身だけれど今回バリ島からやってきた私は何が話せるだろう。長崎っ子の心を見つめる教育週間の一環でもありました。長男は、同中学校に一時的に体験入学させて頂いていました。お母さんが講話するなんて、息子は恥ずかしかったかもですね。

5人以上の人前で話す機会なんてなかなかなく、話し上手でもないので、クイズ形式とし、なるべく私ばかりが話さないようする形でやってみました。
内容は、壱岐島とバリ島の比較。
長崎っ子の心を見つめる・・・と一見関係ないかなと思いつつ、そうしてみました。
私が思うことをつらつら話してもきっと面白くないだろうと思ったので、”事実”を面白く伝えて、あとはみんながそれぞれに想い考えればいいのかなと。

まずはバリ島と壱岐島の形。
自分の住んでいる島の形。以外に描けないんですよね。
私もクイズで出しておきながら、自分は前日にしっかり再確認しました(実は描けない人の一人でした)。

壱岐の面積:133.8km2
バリ島の面積:5632.86km2
42倍の差。

壱岐の人口:2万6000人
バリ島の人口:422万人
162倍の差!

壱岐の気候:四季
バリ島の気候:年間を通して27−30度ほど

壱岐での言葉:日本語
バリ島での言葉:主にインドネシア語、バリ語、英語

壱岐での有名な祭り:山笠
バリ島での有名な祭り:オゴオゴパレード(これも神輿のようなもの)

神々の島として、
壱岐:神社
バリ島:バリ・ヒンドゥー教の寺

壱岐の通貨:円
バリ島の通貨:ルピア
(10,000ルピアはおよそ80円)

為替ってニュースでは聞いてても、皆さんが毎日そこまで気にすることではないでしょう。でも10,000ルピアがたったの80円ぐらいなので(為替は毎日変わると言う話も)0が本当に多いんですよ、と言う話も。

皆さんは歩いて安全に登校できますが、交通状況が悪い(危険!)バリ島では車で送り迎えが必要なんですよ。壱岐ほど新鮮なお刺身もないので、私は壱岐クオリティで壱岐でしかお刺身は食べたくないんです!なんて話も。長崎っ子、壱岐っ子の心にグッときたでしょうか。

そうこうしていると残り時間が2分になってしまい(超焦る)、もっと長く話すはずだったserendipityの話は1分でしましたが、1分だったのに皆さんこの言葉の印象が強かったのか、お手紙に
“できなさそうなことも、まずはチャレンジして良いことが起きるかもと思ってやってみます”
“僕にもセレンディピティな出来事があったので、そういうことを大事にしたいです ”
“今後の生活がセレンディピティな毎日になるといいなぁ”
“高間さんの毎日もセレンディピティになるように願っています”
などなど。

そして最後の1分は、バリで一番使われる言葉と言っても過言ではない言葉を皆さんに残すことにしました。

Tidak apa apa.
ティダッ・アパ・アパと読みます。
意味は、「大丈夫!」「No problem!」です。

もう毎日こればっかり聞きます。全然大丈夫じゃなくても、no problem!間違っても、少々怪我しても、誰かを怒らせても、壊しても、納期遅れても、約束に遅れても、約束に来なくても、もう途方もなく信じられないミスでも、「大丈夫だからー!」で済まされてしまいます。超楽観的です。
中学生も大人も、色々悩むこと、気にすること、心配すること毎日ありますが、時にはTidak apa apaの気持ちでいこう、という話で終わりました。
響もカワイイ(かも)な、ティダッ・アパ・アパ。これについても、“いい言葉ですね”と感想いただきました。

ありがとう。Thank you. 謝謝。の言葉もお手紙に書いてくれました。
手書きのお手紙をもらったのは何十年ぶりだろう。本当、いいですね。

こんな講話でよかったのだろうかという内容でしたが、お声かけていただきありがとうございました。私自身もまだまだ毎日が発見と学びの一生未熟者ですが、少しだけ長く生きた大人としてお手伝いできること、一緒に模索できることがあればどんな形であれジョインしたいと思います。

明日は日本からの高校生が短期インターンシップを体験しに、バリ島の我が家兼事務所も訪問します。またここバリでの新しい出会いも楽しみに、10月にまた訪れる壱岐でのイベントの準備もしていきます。









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