今日は私が体験してきた、藍染を通しての出会いについて書きたいと思います。
ふと振り返ると、今、私がいる場所や繋がっている人たちややっていることというのは、その時々に目の前にあったことを楽しんできた、一生懸命にやってきた事の点と点の繋がりの結果だなと思います。一生懸命、といっても、幸いにも思い出すのは楽しかったから夢中でやったという事ばかり。藍染を始めたのもそんなただ単に、楽しい!もっと知りたい!からのきっかけでした。
バリ島で2015年から始めたブランドJalak Baliも小さく始めて小さなままですが、バリ島のみに生息する絶滅の危機にあるこの美しい鳥Jalak Bali(カンムリシロムク)をブランド名とし、鳥のように飛び訪れた先々で出会った布、ボタン、フリンジ、レザー、デザイン、カルチャー、暮らしや人々からインスパイアされた服やバッグを作り始めました。
自分が着たい素材やデザインからの始まりで、今もそのままなのですが、気が向いてビビっとくるものがある時だけ作る気ままなものです。
結果、ワンサイズで上質でタイムレスであれば、服というのはそんなに要らないという気づきもあり、すでに持っているものをリデザインやアップサイクルしてまた着るということを素敵だなと思うようになりました。
日本には、”もったいない”という言葉があります。無駄にしない、というニュアンスとも違い、英語でも訳しにくい言葉ですが、金継ぎや刺し子の文化に見られるように、すでにあるものや壊れたものをアップサイクルしてまた使うということをしてきました。
私は、それをとても素敵なことだなと思い、温かみがあるアートピースとして見るようになりました。刺し子はSASHIKO、金継ぎはKINTSUGI、刺し子で補強されたアンティークのボロ着はBOROとして海外でも注目されています。実用的なこととしてなされていたそんなプラクティスが今はアートピースとして見られますが、私はまたそんなことを自分の生活で普通に実用していきなと思うようになりました。単に、思い入れがあって捨てられないモノを大切に使いたい気持ちからです。それをサステイナブルであるとか、スローファッションとも言うのかもしれません。
そんな時に始めたのが藍染。英語ではIndigo Dyeです。強いパッションがあればわりとパッと行動に移す性格(になった)なので、すぐに藍染スターターキットなるものを購入。何やらケミカルなものが色々入ったキットで、粉を混ぜれば10分で藍色の液体ができて染めを楽しむことができました。濃い色がすぐについて初トライでいきなり成功したみたいでそれはそれで楽しかったのですが、その得体の知れない素手では触れない粉なのに”環境に配慮した藍染スターターキット”の商品の説明書きに疑問をもち、色々と調べていくうちに本来の藍染が藍の葉から採れる色素を使うことを知りました。そして、藍染、Indigo Dyeが世界各地で暮らしに必要な色として様々な方法で藍が建てられ(染料として使えるようにすること)染められていたことも知るようになりました。
話が長くなってしまいますが、バリ島でも5日間のワークショップに参加したり、愛知県の有松で絞り体験をしたり、チャンスがあれば藍染にまつわることに参加していました。
まくらカバーからシーツ、お気に入りのリネンのワンピースや子供のスボンまで、家中の白い物は藍色に染めてしまいました。もう、家に白い物ないかも。
そんなことをしながら、バリ島の自宅兼夫のオフィスでワークショプという形で私の思う楽しい体験・時間をシェアすることとなりました。
それは単に藍染を体験するだけの時間ではなく、本当に毎回素晴らしい出会いとサプライズがあります。超観光地のバリ島に住んでいるとうこともあり、参加してくださる方の国籍や職業、参加した理由も様々。
最近の2019年4、5月のワークショップでは、
ふと振り返ると、今、私がいる場所や繋がっている人たちややっていることというのは、その時々に目の前にあったことを楽しんできた、一生懸命にやってきた事の点と点の繋がりの結果だなと思います。一生懸命、といっても、幸いにも思い出すのは楽しかったから夢中でやったという事ばかり。藍染を始めたのもそんなただ単に、楽しい!もっと知りたい!からのきっかけでした。
バリ島で2015年から始めたブランドJalak Baliも小さく始めて小さなままですが、バリ島のみに生息する絶滅の危機にあるこの美しい鳥Jalak Bali(カンムリシロムク)をブランド名とし、鳥のように飛び訪れた先々で出会った布、ボタン、フリンジ、レザー、デザイン、カルチャー、暮らしや人々からインスパイアされた服やバッグを作り始めました。
自分が着たい素材やデザインからの始まりで、今もそのままなのですが、気が向いてビビっとくるものがある時だけ作る気ままなものです。
結果、ワンサイズで上質でタイムレスであれば、服というのはそんなに要らないという気づきもあり、すでに持っているものをリデザインやアップサイクルしてまた着るということを素敵だなと思うようになりました。
日本には、”もったいない”という言葉があります。無駄にしない、というニュアンスとも違い、英語でも訳しにくい言葉ですが、金継ぎや刺し子の文化に見られるように、すでにあるものや壊れたものをアップサイクルしてまた使うということをしてきました。
私は、それをとても素敵なことだなと思い、温かみがあるアートピースとして見るようになりました。刺し子はSASHIKO、金継ぎはKINTSUGI、刺し子で補強されたアンティークのボロ着はBOROとして海外でも注目されています。実用的なこととしてなされていたそんなプラクティスが今はアートピースとして見られますが、私はまたそんなことを自分の生活で普通に実用していきなと思うようになりました。単に、思い入れがあって捨てられないモノを大切に使いたい気持ちからです。それをサステイナブルであるとか、スローファッションとも言うのかもしれません。
そんな時に始めたのが藍染。英語ではIndigo Dyeです。強いパッションがあればわりとパッと行動に移す性格(になった)なので、すぐに藍染スターターキットなるものを購入。何やらケミカルなものが色々入ったキットで、粉を混ぜれば10分で藍色の液体ができて染めを楽しむことができました。濃い色がすぐについて初トライでいきなり成功したみたいでそれはそれで楽しかったのですが、その得体の知れない素手では触れない粉なのに”環境に配慮した藍染スターターキット”の商品の説明書きに疑問をもち、色々と調べていくうちに本来の藍染が藍の葉から採れる色素を使うことを知りました。そして、藍染、Indigo Dyeが世界各地で暮らしに必要な色として様々な方法で藍が建てられ(染料として使えるようにすること)染められていたことも知るようになりました。
話が長くなってしまいますが、バリ島でも5日間のワークショップに参加したり、愛知県の有松で絞り体験をしたり、チャンスがあれば藍染にまつわることに参加していました。
まくらカバーからシーツ、お気に入りのリネンのワンピースや子供のスボンまで、家中の白い物は藍色に染めてしまいました。もう、家に白い物ないかも。
そんなことをしながら、バリ島の自宅兼夫のオフィスでワークショプという形で私の思う楽しい体験・時間をシェアすることとなりました。
それは単に藍染を体験するだけの時間ではなく、本当に毎回素晴らしい出会いとサプライズがあります。超観光地のバリ島に住んでいるとうこともあり、参加してくださる方の国籍や職業、参加した理由も様々。
最近の2019年4、5月のワークショップでは、
海外インターンシップを体験する為にやってきた日本の高校生。自分の着ていたTシェアを染めたり、海外で日本の工芸でもある藍染を初体験しました。そういえば、我が家の息子たちが寿司作りを初体験をしたのはマレーシア・クアラルンプールのキッザニアでした(笑)。外に出て初めて感じる自国の魅力みたいなものを私も多く感じてきました。
アメリカからお越しのご夫妻。カップルでも趣味って違いますよね。私と夫もそうです。でも、どちらかに合わせるって気持ち、愛です。愛な藍染で二人の絆も深まり、これが共通の趣味へと発展したりもする・・・かも。
とにかく、最初は興味なさそうだったご主人も無心に絞って可愛らしいナプキンを染め上げました。好きか嫌いか、やってみないと分からないですし、得意でもパッションが実はないとか、上手じゃないかもしれないけど大好きなことってありますよね。自分を客観的にみてあげるって結構大事だなと思ったりもします。
ちなみに、私は事務的な処理を得意と思われますが、やらなくてはいけないからやるだけで、超ニガテです。避けたいです。航空券を買うプロセスすらキライなんです。踊ったりできませんけど、歌って踊れるようになりたい希望があります。そんなワタシの希望をいつか実現したいです!
こちらは、カリブ海に浮かぶ島バルバドスからお越しの母娘。バルバドスがどこかも分からなかった私にそこでの暮らしをお話してくださいました。ママはクラフトが得意ということもあり、ゆっくり時間をかけて丁寧に絞り模様を作っていましたが、手を休めずに話は循環型のライフスタイルについて熱く語ってくれました。我が家もサステイナブルな暮らしを試行錯誤中なのでとってもいいお話が聞けました。お嬢さんは日常で使えるものがいいということで、手ぬぐいを染めてストライプ柄のバンダナを作りました。手ぬぐいloveな私は手ぬぐいの多様な使い方をつい力説してしまうのですが、お嬢さんも気に入ってくれました。ワークショップ中、藍染とは関係のない話によくなりますが、それがまた面白い。
とっても歴史ある奥深い絞りですが、身の回りにあるもので模様を作ることができます。ビー玉、箸、洗濯はさみ、輪ゴム、タコ糸、木の板などなど。
久保さんは持参のヨガマットのケースを久保さん柄に染めました。藍染で作る柄は全てオリジナル一点ものです。
何やってるんだろ〜と近所の子供達も見に来ました。
理由はなんであれ、ご近所さんが自然と集まるってそれだけで賑やかで楽しかったです。
私はゴム手袋が苦手で素手でやってしまうのでアバターのような手になりますが、手袋ももちろん用意していますのでご心配なく。職人っぽい藍色の手になりたい方は素手ででどうぞ。3日もすればとれます。
こちらはコットンのトートバッグご持参の方。これは私もやって見たいなと思いました。参加者が集まると真似したくなるアイディアがたくさん!成功も失敗もないので思い思いに染めて頂いています。クリエイティビティは皆さんのもの。私はガイドとして見守っています。
嬉しい、楽しい、笑顔の瞬間。何が出るかは紐解いてみるまで分かりません。なんとなく想像はつくかな、ぐらいです。プロセスを楽しむ。人生もそうかも、なーんて。
手持ちのアイテムをみなさん素敵にリデザインしました。新品ではないのですが、干していると、これは売っていますか?とのお問い合わせも!リデザイン、アップサイクルでアップグレードできる楽しさもあります。もう着ないわ、と思っていたものがまた愛おしく思えます。幸せは、ほらすぐそこに。
あきこさんは、豆絞りの手ぬぐいに私の大好きな七宝柄をつけました。そのつもりはなく出来上がった(出来上がってしまった)柄。まさに、セレンディピティ。
セレンディピティ(Serendipity)=素敵な偶然、予想外の発見、ふとした偶然をきっかに手に入れる幸運、探しているものとは別の価値あるものを偶然に見つけること。
これは私自身、そしてArtland Ikiが大切にしている想いだと言ってもいいです。
そんなキッカケ作りをしたいと思っています。
極寒の壱岐から常夏バリ島へ戻ったところで参加してくださったのが、Airbnbのアジアオフィスの方々。はい、私のこのバリ島でのワークショプはairbnbで予約可能です!
休憩時間はそれぞれのペースでとってもらっているので(私自身、集中すると飲み食べ忘れますので、休憩いらない派・・・・そんな人もいるかもと思い、それぞれに)バリの美味しいものを用意しています。ですが、私、ジャパニーズですので、Japaneseグリーンティーがいいわ!のリクエストもよくあります。
染めてもらいながら、airbnbのフィードバッグを話したり彼らの今後のプランを聞いたり、ここぞとばかりに根掘り葉掘り聞きました。ちょっぴり仕事モードで来ていた彼らでしたが、こんなホリデイみたいな楽しい仕事でいいのか!とか、僕は絶対こういうアートなことはできないと思っていたのに、僕の作品はなんてAmazingなんだ!とエンジョイされていました。ご自身の内なるアーティスティックな一面を感じてもらえる体験だと思います。
また、我が家の暮らし方、働き方についても聞かれ、ここで雇ってくれませんか!なんて冗談なのか本気なのか分からない発言まで。次回は我が家の庭にできたツリーハウスに泊まりにくると言っていました。
aibnbも本当に多様な人たちの集まり。最後にはすっかりお仕事モードが消えていた5人でした。
そして、
そんなセレンディピティなことがあるかもしれないワークショップを壱岐は芦辺のシェアスペース八八八でします!
第一弾は私の藍染ワークショップから。
素晴らしい出会いから生まれる何かを楽しみにしています。
その何かが、壱岐の魅力や力・可能性を引き出せるキッカケになったらいいな、と思っています。
こんな人もいて、あんな考え方もある。多様でいいし、それをセレブレート(祝福)できたらきっと素晴らしいアイディアや可能性の連鎖が始まる気がします。
Let's celebrate our diversity!
多様性をセレブレートしよう!
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