Threads of lifeによるワークショップ、All about indigoの1日目は、7時間みっちり実践でした。セオリーについては頭に入っていたので、イントロ程度であとはこうやってすぐに実践に入れてよかったです。そうそう、これを知りたかった、やってみたかった!の連続。参加してよかった。タイミングもよかった。ハッピーすぎて、興奮しすぎてか、遠足前の子供のように知恵熱のような何かが体をおそいちょっと体調を崩しかけ焦ったりも。
ナチュラル、サステイナブル、オーガニック、フェアトレード。物を購入するにあたりそんな言葉をよく聞きますが、一体どこまで本当にその意味を理解し実践しているのかはよく分からないことがほとんどです。そのことについても見て深く聞いてやってみようと思いました。
今回の参加者はわたしを含め5名。シンガポール、フランス、イギリスからの方々と在住者の私。共通言語は英語。同じパッションを持った5人(実は4人)、すぐに打ち解け盛り上がりました。奥様と参加のご主人はアスリートのメンタルな面をコーチングするコーチ。実はインディゴにそんなに興味がないけれども、愛する奥様のパッションを知りたくて付き添いのようについて来たと正直にそう自己紹介。愛ですね、愛。そんな理由で参加もいいではないですか。
私は自宅から通えないこともないですが、往復3時間を毎日5日間するのはしんどくてウブドに滞在することしました。
まずはスタジオ内にあるダイ・ガーデン(dye garden)へ。dyeとは染料のことで、その元となる植物のガーデンです。色別に5ブロックに分けられていましたが、日陰を好む青色、つまりインディゴの種の一つであるStrobilanthes cusiaは、分けられたブロックに関係なく日陰でぐんぐん育っていました。
インディゴの種も色々あり、ここで育っていたのは
Strobilanthes cusia
Indigofera tinctoria
Indigofera suffruticosa
Marsdenia tinctoria
ナチュラルに青い色を取り出す、染料を作る方法は各地域により、作り手により違います。お料理のレシピが色々あるように。
今回のワークショップでは、
発酵させてバクテリアの力で還元を促す発酵建ての方法と、
生葉からペーストを作りフルクトースで還元を促すsugar vatの作り方を習います。
かき混ぜ棒で、上下にかき混ぜます。よーく、かなりの時間かき混ぜます。発酵を促します。私たちが帰ってからも、スタッフの方が混ぜてくれたと思います。
乾燥葉のお団子の作り方。
5kgの生葉を柔らかいところだけ切り取ります。
途中ランチタイムで、敷地内で、発酵大豆食品のテンペのサラダボウルを美味しく頂きました。
ランチから戻り、この木の臼で生葉を叩き潰しました。擦るというより、杵で上から叩き潰す感じです。結構二の腕がプルプル。
ナチュラル、サステイナブル、オーガニック、フェアトレード。物を購入するにあたりそんな言葉をよく聞きますが、一体どこまで本当にその意味を理解し実践しているのかはよく分からないことがほとんどです。そのことについても見て深く聞いてやってみようと思いました。
今回の参加者はわたしを含め5名。シンガポール、フランス、イギリスからの方々と在住者の私。共通言語は英語。同じパッションを持った5人(実は4人)、すぐに打ち解け盛り上がりました。奥様と参加のご主人はアスリートのメンタルな面をコーチングするコーチ。実はインディゴにそんなに興味がないけれども、愛する奥様のパッションを知りたくて付き添いのようについて来たと正直にそう自己紹介。愛ですね、愛。そんな理由で参加もいいではないですか。
私は自宅から通えないこともないですが、往復3時間を毎日5日間するのはしんどくてウブドに滞在することしました。
まずはスタジオ内にあるダイ・ガーデン(dye garden)へ。dyeとは染料のことで、その元となる植物のガーデンです。色別に5ブロックに分けられていましたが、日陰を好む青色、つまりインディゴの種の一つであるStrobilanthes cusiaは、分けられたブロックに関係なく日陰でぐんぐん育っていました。
インディゴの種も色々あり、ここで育っていたのは
Strobilanthes cusia
Indigofera tinctoria
Indigofera suffruticosa
Marsdenia tinctoria
今回のワークショップでは、
発酵させてバクテリアの力で還元を促す発酵建ての方法と、
生葉からペーストを作りフルクトースで還元を促すsugar vatの作り方を習います。
私はこれまでsugar vatのやり方でやっていたので、発酵建ての方法を知りたかったのがメインです。生葉からペーストを作るのも初めて。ペースト状に出来上がったものを買うこともできますが、どう作られるのか詳しく知りたかったのです。
まずは発酵建ての準備。
スタジオに戻り、渡されたのが生のStobilanthesの葉を潰して団子状に丸め乾燥させたもの。この乾燥状態になるまでに5−7日かかるので先に出来上がったものを渡されました(作り方は別で習いました)。乾燥葉の団子を灰汁(この作り方もまた習いました)と混ぜ、手でほぐし、さらに足で潰していきます。まるでワイン作り。乾燥葉は、プーアル茶のような香りがしました。
それを、75Lのバケツに移し、40度の灰汁を加えます。
かき混ぜ棒で、上下にかき混ぜます。よーく、かなりの時間かき混ぜます。発酵を促します。私たちが帰ってからも、スタッフの方が混ぜてくれたと思います。
次は、生葉からペーストを作る準備。
55kgの生葉のホコリや土などの汚れを洗い落とします。
ビニールシートで用意されたコンテナになるべく隙間なくぎゅっと詰めていき、竹で抑え重石をしてひたひた程度に水を入れます。雨水が入ってかさが増さないように全体を覆い、数日待ちます。
乾燥葉のお団子の作り方。
5kgの生葉を柔らかいところだけ切り取ります。
途中ランチタイムで、敷地内で、発酵大豆食品のテンペのサラダボウルを美味しく頂きました。
ランチから戻り、この木の臼で生葉を叩き潰しました。擦るというより、杵で上から叩き潰す感じです。結構二の腕がプルプル。
それを一口サイズの丸いおにぎり程度の大きさに丸めました。酸化により色が変わりました。このまま数日乾燥させます。ワークショプが終わるまでに完成しないので、この作り方を実践のみ、これをワークショップで使うには間に合わなさそう。これは、インディゴのマスターで有名な(知る人は知っている)フレンチマリアンのAboubakar Fofanaのやり方だそうです。日本では生葉からスクモを作りますが、プロセスはこのお団子は短時間ですが得ようとしているゴールはスクモと同じような。インド、アフリカ、日本、東南アジア、世界中でこのインディゴの青を手に入れようと、様々なレシピがその地で最も効率良い方法で考えられ受け継がれてきました。その話がまた面白い。
7時間はあっという間にすぎそうで、最後はscouring。日本語では精練と言い、染色前の準備で、生地を染めるにあたり邪魔となる混じり物を取り除く大事な作業です。とは知っていましたが、こんなに大事でこんなに手間、体力、時間がかかるなんて。自分のやっていた精錬の甘さを知りました。これは必死で、写真を撮る間も無く、ひたすら生地と糸を手洗いしすすぎ、石鹸水と灰汁の混じった湯で煮て、また洗いすすぎと完全に混じり物を取り除く作業でした。ここで午後5時。みんなお疲れ様で、1日目のワークショプは終了しそれぞれ宿に戻りました。
宿についた私はベッドに倒れこみ、夕食も抜きで寝ようと思いましたが(このワークショプ中は小食と決めていた)、お腹すいて夜中に起きるのもヤダなと思い(あっさりいつもの自分に)、宿から1分の小さなレストランでとっても美味しくて、がっつしていないビーフルンダンを食べ(普通はがっつりなビーフの煮込みです)寝ました。
そして、今から二日目のワークショプに行ってきます!
コメント
コメントを投稿