スキップしてメイン コンテンツに移動

ユースのパワー&名人さん募集!

Ubudでの5日間のワークショプを終えところで息子たちの2週間の春休みが始まりました。
サーフビーチまで自転車で10分かからない所に住んでいるので、登校日でもお休み中でもほぼ毎日海へ行きます。そんなバリ島の海は年中サーフィンができるコンディションなので、世界中からサーファーが訪れます。そんなドリームアイランドの美しい海をイメージするバリ島ですが、現実は深刻なゴミ問題、特にプラスチックゴミの問題が深刻化しています。サーフィンしていても、潜っても、ビーチを歩いていても目にするプラスチックカップ、ゴミ袋、菓子袋、ストロー。どれも一度きりの使用で捨てられるsingle use plasticです。

その深刻化するバリ島のゴミ問題を真剣に受け止め、アクションを起こした姉妹がいます。5年前のまだ10歳と12歳だった彼女たちがバリ島で始めた小さな一歩は、大きなムーブメントとなり、Bye Bye Plastic BagsというNGOとして活動してしています。彼女たちのアクションにより、バリ島では2018年12月からプラスチックバッグ禁止案がとおり、売る側買う側の意識が高まり皆がプラスチック使用をなくすよう動き出しました。

法律を変えるのは大人だけではない、ユースだって声をあげアクションを起こすことができる。ユースだからこそ出来た素晴らしいアクションだと思います。そんなユースが学んだ環境として、家族や学校以外での大人との関わりも大きかったようです。

先日、日本から海外インターンシップを経験しに6名の高校生がバリ島に滞在し、バリ島の様々な問題を視察、解決案を練り、プレゼンテーションをするプログラムの一部に、私とのインディゴ染めも体験して頂きました。
バリ島での海外インターンシップについてはTiger Movにより詳しく書かれています。






日本こそ藍染めとして有名な地ですが、私自身もその美しさに魅了されたのは海外へ出てから。藍染め(インディゴ染め)をバリ島で初めて経験した彼らも、外から見た日本のよさ、当たり前だと見過ごしていた日本の美しさを再認識するかもしれません。

実は彼らとは藍染め以外でも時間を一緒に過ごし色々お話しましたが、怖いもの知らずで何でもトライしてみたいというパワーがすごかった!とても元気でした。英語だって私が高校生の時よりもスラスラ話せるし、分からなくても突っ走る。そんなエネルギーに満ちた時期に、家庭や学校以外、暮らしている地域、日本の外を知るチャンスに恵まれなんてラッキーなユースなんだろうと思いました。その幸運もただの運ではないかもしれない。彼らが結びつけたチャンスかもしれません。前回の高校生インターンは、旅費をクラウドファンディングして集めたとか。

ARTLAND IKIでも、そんなユースが家庭や学校の外で、様々な分野の経験豊富な名人さんのスキルや知識をシェアさせて頂ける機会、モノが作られる過程を通して知る工芸の素晴らしさや環境へのインパクトなど、体験から学び感じ考えるきっかけ作りができたらなと思っています。

ARTLAND IKIでは、数時間のワークショプを通してスキルや知識のシェアをして頂ける名人さんを募集しています。分野やレベルについてはオープンですが、例えば・・・・
  • フォトグラファー:見渡せばどこを見てもフォトジェニックな風景の壱岐。カメラについて、写真を撮ることについて教えてくださる方!
  • 画家:個性を大切にしつつ、絵を描くことのテクニック、ヒントを教えてくださる方!漫画や字体(カリグラフィー)のプロの方も!
  • 彫刻名人:道具の使い方、テクニック、ヒントを教えてくださる方!
  • テキスタイル名人:デザイン、染色方法についてなどなど!
  • 裁縫名人・テイラー・服飾デザイナー:服作りの基本、実践までを教えてくださる方!
  • シンガー:ピュアに歌うことの楽しさや、歌によって広がる可能性(多言語で歌おう、多言語を学ぼう)を一緒に広げて頂ける方!
  • ファーミング名人:土のこと、野菜・果物を育てること、それらがテーブルに並び美味しく頂けるまでの工程の楽しさを教えて頂ける方!
  • お魚名人:釣りについて、お魚について、さばき方、いただき方などなどフィッシングに関することなら何でも!壱岐ならではのお魚ワークショプをして頂ける方!
  • 鉄名人:鉄工所のお仕事、鉄の可能性、鉄の美。鉄のことなら何でも語れるアイアンマン!
  • DIY名人:素材問わずDIYが得意な方!
  • レザー名人:小さなレザークラフトから実用的なバッグなど、レザーの知識が豊富な方!
  • 竹細工名人:竹の特徴、竹でできること、編み方など。バンブーマスターがきっといらっしゃるはず!
  • 郷土料理名人:壱岐の郷土料理ならお任せあれ!という方、地元の材料でお料理を教えてくださる方!
  • スパイスマスター:香辛料について、歴史、使い方、効能など!
  • 酵母マスター:酵母について、酵母を使ったもの(みそ、酒、醤油、パンなどなど)について知識豊富な方!
リストは今後追加していきます。島外、海外からの名人さんもお迎えする予定です。
ここに書かれている名人さんリストに限らず様々な分野の名人さんを募集していますので、担当のるみまでお気軽にお問い合わせください!






コメント

このブログの人気の投稿

Woman in Artland vol.11 ChonTea ファウスティン・タン/Faustine Tan

 Artlandな人びと、11人目のWoman in Artlandは、インドネシア・バリ島でChonTeaとして活動しているファウスティン・タン/Faustine Tanさんです。お茶を通して、とてもワクワクする非日常へ導いてくれるChonTeaのワークショップは、まさに一杯のお茶の中にアドベンチャーを感じる"adventures in a cup of tea"のとおり。大の日本好きで日本へは10回以上行ったことがあるそうで、お抹茶の点て方もここバリ島でおしえています。 初めて会った日にワークショプを一緒にしてみようよ!の話になり、4月17日に我が家の庭で開催決定。家庭でできる お茶の循環ワークショップ"Circle of leaf"も一緒にします 。 1. ファウスティンさんについて、そしてChonTeaの始まりをおしえてください。  Please let us know about you and how you started ChonTea. My name is Faustine, 35years old and I lived in between Bali and Bangkok for the past 9 years, this is the first year I did not take any flight due to pandemic, but soon. My Mother originally from Surabaya, so I grew up in Surabaya, Jakarta and Malaysia. I start my first job when I was in University at The London School of Public Relations, as a junior journalist for a local newspaper in Jakarta and then move to UNICEF as a trainee and grown my corporate career there for 4 years, decided to move to Bali in 2009, helping my family in wooden ...

Woman in Artland vol.10 Simple Compost ふじわらのあさん

 Artlandな人々、10人目のWoman in Artlandは、インドネシア・バリ島在住の17歳、ふじわらのあさんです。我が家の息子たちも含め、日本人だけど小さい頃からバリ島で育ってきたのあさん。のあさんの活動Simple Compostについてもお話を聞きました。私にとってはとてもタイムリーなコンポスト(堆肥作り)! 1. のあさんの自己紹介 バリ島在住17年、17歳の「ふじわら のあ」です。私は地球が大好きで、緑溢れてる地球を作りたいと思い、simple compostと言うエコ活動を始めました。私は将来、人と地球をサポートをする仕事をしたいです。 2. 今やっている活動Simple Compostについておしえてください。 コンポスト活動は家のガーデンで1年半程前に試行錯誤しながら始まりました。活動を始めたきっかけは、3つあります。それは ①ビーガンユーチューバーがコンポストをやってるのを見て憧れて始めました。②皆と違ったエコ活動をしたいと思い始めました。③私の小さい力ですが、より緑溢れてる、綺麗な地球を作りたいと思い、始めました。Simple compostでは誰もが長続きするように、簡単で手頃に家にあるものでできる コンポストの作り方 を教えています。 3. バリ島での暮らしで一番好きなことは何ですか? バリ島暮らしで、1番好きな事は、どこにでも大自然がある事です。例えば、海や山でゆっくり自然とたわむれて心にゆとりが作れます。 4. 人生に欠かすことのできない3つをあげるとしたら何ですか? ①家族 ②自然 ③瞑想 5. こうあったらいいな、と今一番願っていることは? 世界中の人々が世界で起きている問題、地球温暖化、人種差別などのことで、誰もが声を挙げられる世の中になる事を望んでいます。私が今1番願ってる事私のエコ活動をより多くの人に広めて、緑豊かなバリ島をそして地球を作りたいです。  また、毎日のように世界で直面してる、自然災害や人種差別が無くなって世界中に愛と平和が広がることを願っています。

WOMAN in ARTLAND vol.7 アロマセラピスト すとうえりさん / Aromatherapist Eri Suto in Bali

7人目のArtlandな人々は、私と同じくインドネシア・バリ島で暮らすアロマセラピストのえりさんにお話を伺いました。 私のえりさんの印象は、ふわっと香る花、柔らかな木洩れ陽のような人です。そして、そんなえりさんの作るエッセンシャルオイルやフラワーウォーターを肌にのせると清いバリ島のお寺にいる気分になるのです。今、世界がとても不安定な状況の中、私が安らぎを感じるのはこの清らかな場にいるような心地よさ。この数日、えりさんの five elements のプルメリアのフラワーウォーターをスプレーしては私の周りをtemple(寺)に変えています。 そして、とてもラッキーなことに、私の周りにはぎゅっと優しく強い想いを込めてモノ作りをされている方が沢山います。そんな作り手のことを知って商品を選ぶことができて、幸せだなと思います。 1.     えりさんのお仕事と、それをはじめることとなったきっかけをおしえて下さい。 私は植物からの抽出物である「エッセンシャルオイル」や「ハーブウォーター」を用いたアロマセラピーを通じて、心と体の健康管理や人生がより良くなるための「気づき」のアドバイスをしています。 私がアロマセラピーに出会ったのは、 20 代のはじめに自分探しの旅に出たカリフォルニアのバークレーでした。まだ若かった私は外国で暮らすプレッシャーもあり、心と体のバランスを崩していました。そんな時にヨガの先生でもあり、アロマセラピストでもあるアメリカ人の友人がアロマセラピートリートメントを施してくれました。優しいラベンダーの香りと温かい手に包まれていくうちに、暗雲の間から日差しこぼれるような、そんな不思議な感覚を得る体験をして、自分自身をもっと大切にしていこうという気持ちになりました。 友人が私に施してくれたように、人に「気づき」のきっかけを作れるセラピストになりたい、とアロマセラピーの学びがはじまりました。     2.     このお仕事 (five elements) を通して伝えたいメッセージは何ですか? 私たちの母でもある地球への「愛と感謝」。 アロマで用いる「エッセンシャルオイル」や「ハーブウォーター」は、自然界からのギフトで...