今週はバリ島の内陸にあるウブドに滞在、インディゴについてより深く学ぶために5日間のThreads of lifeのワークショップに参加しています。
今日はワークショップについて書いてみようと思います。
(結果、私の体験談になってしまいました。)
私は2017年から藍染めをしています。そのきっかけは、バリ島に移り住んでから毎日見る光景の一つ、伝統的なバリ・ヒンドゥー教の儀式でバリ人が纏っている美しい生地に魅了されてからでした。それぞれの柄に名前や意味があり、織り方も様々で色使いも各地によって違います。これはバリ島、インドネシアだけでなく、世界各地で見られるテキスタイルの多様性ですが、テキスタイルから知る文化や歴史、伝統工芸の現状やその先にあるファッション業界についてや環境問題についてと、テキスタイルにまつわる事にとても興味を持つようになりました。
なんて美しいんだろう。その感動から始まった興味でした。
ナチュラル・ダイ(natural dye)、日本では草木染めと言われますが、それについてはさらに興味をもち、特にインディゴについてはその複雑さと各地による違いについて、読めば読むほど困惑しながら魅了されていきました。
インディゴについては分からない事ばかりでしたが、ただただインディゴ・ブルーの虜にになってしまいました。
どうやってこの青を作るのだろう。
なぜこのやり方なのだろう。
なんのためにこれをするの?
この材料は何?
どこで手に入る?
還元って何?
酸化の仕組みは?
化学式、分からない。
ナチュラルって、どこまでをナチュラルというの?
と、尽きない疑問の答え探しを一年半ほどしていました。
セオリーを読みあさりながら、「あ、じゃぁ、やってみよう。」と思いまずは材料集め。ワークショプ天国のバリ島ですが、近くにインディゴ染めを教えてくださる方もワークショプもなく、耳にしたのが、バリ島を超えてジャワか、または自宅から1時間半から2時間かけて行く1週間にわたるワークショップのみ。結構高いし。
それが今週参加することになったワークショップですが、最初からすぐに参加しなかった理由は、「何を質問していいかも分からない」状態だったからです。
知識ほぼゼロで、簡単な常識みたいな質問をするレベルより、自分でできる限りトライして調べて、それでも分からないことが出てきた時に1週間の集中ワークショップに参加しよう!と決めました。大学時代のミステイクを繰り返さないためにも。
そう、今でも時々悪夢を見る大学でのお勉強や試験。
試験に落ちた、実は卒業できなかった、学位を取れなかったという夢を未だに見てしまいます。トラウマです。20年経っても見る悪夢、どんだけトラウマ何でしょうか。
18歳で壱岐の高校を卒業してから、あれよあれよと話が進み、行ったこともないニュージーランドに行くことになりました。高校の成績はよかったので、学力に問題はないと判断され(なので入試なし)、英語の試験もギリギリパスし(3ヶ月集中コースで頑張った)、大学生活を始めれるレベルという判断で結構簡単にニュージーランドの大学に入れてしまいました。入ったはいいけれど、卒業証書を持って出るまでは長い道のり。
大学生。
何しよ。
何の勉強しよ。
どれも興味ない。漠然と興味あったことはなぜか封印。
でも大学は終わらせないと。
とにかく大学卒業しないと。
そんな気持ちでしたので、勉強が辛くて辛くて、何も頭に入らない。英語も専門用語やアカデミックな内容だと分からない。日本語だとしてもよく分からない。ビジネスを経験したこともないのにビジネスの科目を取ってしまい、講師が何を言っているのか全く分からない。劇的な環境の変化と未熟さ故の判断や失敗の連続で、大学は辛い学びの場でした。
今思うと、なんて勿体無い。
無事、何とか卒業はしました。楽しいことももちろん沢山経験しました。
18、19歳でやりたいことなんか決めれなかったという言い訳もありますが、リアルな学びは、本当に興味が湧いた時に、熱いパッションを持った時に、そしてある程度自力で学んだ後にプロに教えてもらうのがいい!と思うようになりました。
質問する質問すら分からない、基礎知識がないので先生がさらっと話している内容も分からない。大学の時の学び方の失敗はするまい。と、ある程度自分で学んでから集中ワークショップに参加しようと決めました。
話が私の大学時代へと飛びましたが、この一年半、染料を作り、染めに染めて、浅く教えることもしながら、私なりにlearning by doingで実践しながら学んできました。いくつかの短いワークショップにも生徒として参加しました。
そして今では、質問できるハイレベルな(多分)質問もあり、昨日の初日のイントロではマスターの話す内容も用語も理解できたので(初心者ではきっと分からない話)、今日から密で効率良い学びのスタートがきれそうです。
こんなに心踊る学びの機会は初めてです!
学びで繋がる方たちとのご縁はプライスレスで、そこから広がる可能性は無限です。
これは私の経験談ですが、学びの楽しさ、そこから繋がるご縁や可能性についてもまた書いてみたいと思います。
それでは、All about indigoワークショップ1日目、行ってまいります。
今日はワークショップについて書いてみようと思います。
(結果、私の体験談になってしまいました。)
私は2017年から藍染めをしています。そのきっかけは、バリ島に移り住んでから毎日見る光景の一つ、伝統的なバリ・ヒンドゥー教の儀式でバリ人が纏っている美しい生地に魅了されてからでした。それぞれの柄に名前や意味があり、織り方も様々で色使いも各地によって違います。これはバリ島、インドネシアだけでなく、世界各地で見られるテキスタイルの多様性ですが、テキスタイルから知る文化や歴史、伝統工芸の現状やその先にあるファッション業界についてや環境問題についてと、テキスタイルにまつわる事にとても興味を持つようになりました。
なんて美しいんだろう。その感動から始まった興味でした。
ナチュラル・ダイ(natural dye)、日本では草木染めと言われますが、それについてはさらに興味をもち、特にインディゴについてはその複雑さと各地による違いについて、読めば読むほど困惑しながら魅了されていきました。
インディゴについては分からない事ばかりでしたが、ただただインディゴ・ブルーの虜にになってしまいました。
どうやってこの青を作るのだろう。
なぜこのやり方なのだろう。
なんのためにこれをするの?
この材料は何?
どこで手に入る?
還元って何?
酸化の仕組みは?
化学式、分からない。
ナチュラルって、どこまでをナチュラルというの?
と、尽きない疑問の答え探しを一年半ほどしていました。
セオリーを読みあさりながら、「あ、じゃぁ、やってみよう。」と思いまずは材料集め。ワークショプ天国のバリ島ですが、近くにインディゴ染めを教えてくださる方もワークショプもなく、耳にしたのが、バリ島を超えてジャワか、または自宅から1時間半から2時間かけて行く1週間にわたるワークショップのみ。結構高いし。
それが今週参加することになったワークショップですが、最初からすぐに参加しなかった理由は、「何を質問していいかも分からない」状態だったからです。
知識ほぼゼロで、簡単な常識みたいな質問をするレベルより、自分でできる限りトライして調べて、それでも分からないことが出てきた時に1週間の集中ワークショップに参加しよう!と決めました。大学時代のミステイクを繰り返さないためにも。
そう、今でも時々悪夢を見る大学でのお勉強や試験。
試験に落ちた、実は卒業できなかった、学位を取れなかったという夢を未だに見てしまいます。トラウマです。20年経っても見る悪夢、どんだけトラウマ何でしょうか。
18歳で壱岐の高校を卒業してから、あれよあれよと話が進み、行ったこともないニュージーランドに行くことになりました。高校の成績はよかったので、学力に問題はないと判断され(なので入試なし)、英語の試験もギリギリパスし(3ヶ月集中コースで頑張った)、大学生活を始めれるレベルという判断で結構簡単にニュージーランドの大学に入れてしまいました。入ったはいいけれど、卒業証書を持って出るまでは長い道のり。
大学生。
何しよ。
何の勉強しよ。
どれも興味ない。漠然と興味あったことはなぜか封印。
でも大学は終わらせないと。
とにかく大学卒業しないと。
そんな気持ちでしたので、勉強が辛くて辛くて、何も頭に入らない。英語も専門用語やアカデミックな内容だと分からない。日本語だとしてもよく分からない。ビジネスを経験したこともないのにビジネスの科目を取ってしまい、講師が何を言っているのか全く分からない。劇的な環境の変化と未熟さ故の判断や失敗の連続で、大学は辛い学びの場でした。
今思うと、なんて勿体無い。
無事、何とか卒業はしました。楽しいことももちろん沢山経験しました。
18、19歳でやりたいことなんか決めれなかったという言い訳もありますが、リアルな学びは、本当に興味が湧いた時に、熱いパッションを持った時に、そしてある程度自力で学んだ後にプロに教えてもらうのがいい!と思うようになりました。
質問する質問すら分からない、基礎知識がないので先生がさらっと話している内容も分からない。大学の時の学び方の失敗はするまい。と、ある程度自分で学んでから集中ワークショップに参加しようと決めました。
話が私の大学時代へと飛びましたが、この一年半、染料を作り、染めに染めて、浅く教えることもしながら、私なりにlearning by doingで実践しながら学んできました。いくつかの短いワークショップにも生徒として参加しました。
そして今では、質問できるハイレベルな(多分)質問もあり、昨日の初日のイントロではマスターの話す内容も用語も理解できたので(初心者ではきっと分からない話)、今日から密で効率良い学びのスタートがきれそうです。
こんなに心踊る学びの機会は初めてです!
学びで繋がる方たちとのご縁はプライスレスで、そこから広がる可能性は無限です。
これは私の経験談ですが、学びの楽しさ、そこから繋がるご縁や可能性についてもまた書いてみたいと思います。
それでは、All about indigoワークショップ1日目、行ってまいります。
コメント
コメントを投稿